’18 引退ブログ TR 黒川遼太
TR黒川遼太です。
男子ラクロス部の学生トレーナーとして活動して3年半が経ち、ついに引退の日が来ました。
長く感じた3年半も、終わってみれば短く感じます。
大学に入学するまでトレーニングもリハビリもしたことがなく、バーベルを持ったことすらないのに選手にベンチプレスを教えていたのはいい思い出です。
知識も経験もなく、ゼロからのスタートで部活では立っているだけ。
勉強しても現場では役に立たないし、現場での出来事はトレーナーとしての知識や経験にならないことばかりだし。
そんなことを毎日思っていた時期が大半でした。
しかし、ある先輩に"選手は選手をやっているだけで尊敬するべきで、サポートできるトレーナーは幸せ者だ"と言われたことがきっかけで部活が有意義なものに変わりました。
競技を辞めてサポートする側に回った僕には刺さりました。
確かに、大学で自由に遊べるのに競技を続けているだけで僕たちトレーナーよりも数段上のステージにいますよね。
そんな選手たちに何ができるのか真剣に考えた最後の数ヶ月は僕を大きく成長させてくれました。
選手のために勉強して現場に役立てたし、現場ではアウトプットになったし。
他人のために行動するのはエネルギーが必要だけど、その分、得られる満足は大きいことを知りました。
もっと早く気づけばよかったな。
僕はトレーナーの魅力と苦悩を天秤にかけた結果、トレーナーとして選手をサポートして生きていくことは諦めました。
研究者としてスポーツ現場の裏で生きていくことに決めたので、来年から5年間、大学院に通います。
18号館の7階にいるので、何かあれば僕を訪ねてください。
待ってます。
最後に後輩のみんなへ
これからトレーナーが半分になってしまうけど、和磨も将太朗も芙美も優秀なので、なんとかなると思います。
上手にトレーナーの知識を使って、パフォーマンスを上げて、満を持してチームを再度昇格させてください。
みなさんの活躍を上から見守っています。
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